ストレスに対処するためにカウンセリングを活用しよう~専門家視点でカウンセリングを解説~

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皆さんは誰かに愚痴をはいてストレス発散することはあるでしょうか?
誰かに聞いてもらうというのはスッキリしますし、そこで問題が解消することもあるんですよね。
でも、話しにくい悩みだったり、そもそも話せる相手がいなかったりすることも多々あります。

そこで今回カウンセリングについてお話をしたいと思います。
カウンセリングなんて敷居が高いと思っている方もいるかもしれませんが
カウンセリングって皆さんにとっても身近なものなんです。

そもそもカウンセリングというとどのようなイメージでしょうか?心を病んだ人が最終手段として相談に行くところ?それとも医者から勧められたからしぶしぶ行くようなところ?そもそもカウンセリングって何をしているかわからない?

そんな皆さんにカウンセリングでどのようなことをしているのか、どれだけ皆さんの役に立てるものであるのかといったことを解説していきます。

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カウンセリングとは?

カウンセリングとは個人の持つ心理的な問題について解決していくために、専門家と話し合いをしていくことを指します。厚生労働省のサイトの中でも、カウンセリングの利用が心の問題解決のための一つの手段として紹介をされています。

とはいえ、カウンセリングって周囲で通っている人はあまりいない(というかあまり通っていることをカミングアウトする人がいない)
カウンセリングの様子を見学して何をしてるか見るのも難しい。

閉じられた部屋の中で行われているものなので、一体何をしているのかよくわからないんですよね。
カウンセリングって実際のところ何をしているんでしょう?

カウンセリングって何をしている?

皆さんはカウンセリングにどのようなイメージを持っていますか?
カウンセリングって重たい悩みを、涙ながらに語っていくような息苦しい場だと思ってませんか?
カウンセリングと占いをごちゃまぜに考えている人もいるのではないでしょうか?

でも、それ少し勘違いかもしれません。
私はカウンセラーとして病院で勤務していますが、クライエントさんの悩みは多種多様です。
中には、どうしてもダイエットがうまくいかない!なんていう悩みを聞くこともあります

もちろん、どのような悩みに対しても全力で考えていきます。
ダイエットの悩みであれば、痩せるために何をするか一緒に考えることもあります。

それくらい皆さんの悩みに沿った対応をカウンセリングの中では行っています。
他にもどのような相談ができるのかリストにしてみました。
このリストの他にも人の数だけ悩みや相談があります。

  • 対人関係
  • 仕事の悩み、就活の悩み
  • 子育てについて
  • 夫婦関係、恋愛相談
  • 自分の性格を知りたい
  • 介護の悩み
  • 食生活やダイエットについて
  • 睡眠など健康に関する相談                   
  • 愚痴を聞いてほしい                         などなど

カウンセリング内ではこのようなそれぞれの悩みに対して、専門家と一緒に話し合っていくことで、問題自体を解決したり、問題に伴う不安や悩みなどの心の負担を軽くしていきます。

カウンセリングを受けた方がいいかわからない人へ

カウンセリングがどのようなものかわかってきましたか?
でも、困ったことを友達や知り合いに愚痴って解消できることもありますよね。
一体、どれくらいの状態になったらカウンセリングを受ければよいのでしょう?

正直なところ、カウンセリングを受けるために明確な基準はありません。
海外ではマッサージを受けに整体に通う、とか歯医者さんに通う…
くらいの気持ちでカウンセリングを受けるようです。
つまりは悩みが出た時点で、それはカウンセリングを受ける対象であるということです。

とはいえ、そんなに簡単に決められないという方に
専門家視点でカウンセリングを受けるとよいと思う方をまとめてみました。

  • 1日考えても解決できない悩みがある方
  • 気分転換をしても気持ちが切り替わらないような悩みを持っている方
  • 人に話しにくい悩みを持っている方/人に話しても悩みが解消されなかった方
  • そもそも相談相手がいない方
  • 原因不明の身体症状が出ている方
  • 目標ややりたいことがあるのになかなか取り組めず悶々としている方
  • 自分の性格や傾向を知りたい方
  • カウンセリングを受けようか悩んでいる方

これ以外にもカウンセリングを受けてもらいたい方はたくさんいるんですが、上のリストに該当する方はぜひ検討してみてくださいね。

カウンセリングはどこで受ける?

カウンセリングってネットで調べるといろんなところが出てくるんですよね。
どこで受ければいいかわからなくなってしまうこともあるかもしれません。
なので、どういったところで受ければよいのか、紹介していきたいと思います。

カウンセリングは様々な機関で実施されています。精神科・心療内科の病院、学校の相談室、企業EAP、私設のカウンセリングルームなどです。

働いている方は企業のEAP、学生さんは学校の相談室でスクールカウンセラーさんに
といった形で使い分けてもらうといいと思います。
特に所属のない方は病院や私設のカウンセリングルームに行くことになると思います。

でも、ネットで検索してみると、カウンセリングをしているところって山ほどあります。
自分の悩みを話す場所なので、できればいいところを見つけていきたいですよね。

でもどういったところを選べばよいのかよくわからないという方多いんじゃないでしょうか?



そもそもカウンセリングをしている人ってどんな人なのかを知っておくとよいと思います。
最近巷には様々なカウンセリングの関連資格があってどの資格がいいのかわかりづらいですよね。
そこで皆さんに注目してもらいたいのは公認心理師臨床心理士です。

公認心理師

最近できた心理の国家資格です。まだ完全に普及はしていないですが、今後は心理系の職業に必須の資格になっていくと思われます。

臨床心理士

民間資格ですが、医療、教育、産業、矯正、福祉様々な分野の第一線で活躍する資格です。カウンセリングを行う施設ではほとんどの場合この資格が必要になります

公認心理師・臨床心理士については公認心理師についてで紹介していますのでそちらもご覧ください。

どの施設でカウンセリングを受けるにしても、そのカウンセラーの持っている資格を確認しましょう。
カウンセラーを選ぶときは、公認心理師と臨床心理士の両方を持っている人を選ぶと間違いないと思います。

というのも、公認心理師はここ5,6年でできた資格で、かつ、カウンセリングを本業としていない人、例えば精神科で働いていた看護師さんなんかも持っている資格なんですよ。
なので、この人は心理の勉強や訓練をきちんと積んでいるという確認をするためには
公認心理師と臨床心理士の両方を持っている人を選ぶとよいと思います。

でも、心理師さんにもいろいろな方がいます、カウンセリングにもいろいろな流派があり、心理師さんにも個性があります。自分にあった人に出会えるようにしたいですよね。

カウンセラーどう選ぶ?

二つの資格(公認心理師と臨床心理士)を持っていることを前提として、
自分に合ったカウンセラーを選ぶためにはどうしたらいいんでしょう?

先ほどカウンセリングにもいろいろな流派があるとお伝えしましたが、カウンセリングの技法の違いで
差が出ることはあまりないと思います。結局のところ、皆さんの悩みを解消しようと話を聞いてくれるわけなので、そこに違いはありません。

多少あるとすれば、認知行動療法などの特定の技法を利用するカウンセリングを受けたい場合は、
その技法をきちんと習得しているカウンセラーを選ぶとよいと思います。

そのほかカウンセラーの選び方としては、その人の経歴を見るとよいと思います。
カウンセラーさんはそれぞれの得意分野が異なっています。
スクールカウンセラーを長年やっていた人に、仕事上の悩みを相談しても話がかみ合いづらくなってしまいますよね。

ざっくりとお伝えするとそれぞれの得意分野は

  • 精神科・心療内科の経歴がある→精神疾患(うつ病や不安、発達障害など)に対しての相談
  • スクールカウンセラーや教育相談歴がある→子育てや発達に関する相談
  • 産業カウンセリングやEAPでの相談歴がある→就労や復職、職場での困りごとへの相談

ざっとこんな感じです。ほかにもありますがこの辺の経歴の方が多いと思います。
自分の相談内容と、カウンセラーの得意分野があっているかどうか確認しておくとよいでしょう。

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まとめ

いかがだったでしょうか?日常でストレスを感じることは多いと思います。
皆さんもカウンセリングを活用しながら、うまくストレスを消化していけるといいですね。

まだまだ日本ではカウンセリングが十分に普及していないようです。
一般の方が、カウンセリングを利用するにも少し抵抗感があるようにも思えます。
お金がかかる側面もありますので(笑)

試しに一度カウンセリング施設の検索をして、自分に合ったカウンセラーを探すだけでもいいかもしれませんね。

ではでは



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